アラサー女ががんになった

独身アラサー女が2022年1月 S状結腸がんであることが判明。がんになってからの記録を更新していきます。

生きてるということ

12月末にほぼ確定の大腸がん疑惑があり、そのまま年を越すという鬼畜な年末年始を過ごしてました。新年になってもわたしはこの先どうなるんだろうか、あと何年生きれるのかなとかマイナスなことばかり考えてたので今年は○○したい!という正確な目標とかやりたいことも見失っていました。前にも言ったけど今年の目標は健康に生きる、これに尽きます。

そんな年末年始でしたが、紅白歌合戦でまふまふさんが出たこともオタク界隈(歌い手界隈?)では話題になりましたね。ここ数年で流行りの歌い手さんについては疎くなったのでまふまふさんについても名前だけは知ってた感じです。紅白に出る前の何年か前のバズリズムだかで特集されてた記憶がありました。まふまふさんが紅白で歌った「命に嫌われている。」はボカロ原曲だったんですが、動画を見てて、歌詞にすごく衝撃を受けたというか背中を押された気がしました。特に、最後の生きろっていうフレーズでまふまふさんが力強く歌ってるんですが、その姿がすごく必死に訴えてるように見えました。生きろというのは軽々しく死期が迫られてる人たちには言えないワードですが、それでも生きたいなら生きるしかないないんです。この歌は簡単に死にたいと言ったり生きる意味が分からない等命を軽々しくみてるから命に嫌われてるという風に捉えてます。結局その命はいつか終わりがくるけどそれでも必死に生きろというのがこの歌なんだとおもいます。(私の解釈なのでお許しを) だから私はこの先の未来はどうなるか分からないけどそれでもやりたいことがあるのでそれをやるために絶対生きてみせると決心しました。

命に嫌われているの歌詞にある通り、明日死んでしまうかもしれない。朝も夜も春も秋も変わらず誰かがどこかで死ぬ。毎日何かあっても1日を過ごせてるのは生きてるからでこそ。がんになって、この歌を聴いて、軽々しく死にたいというのを辞めました。そして軽々しく死にたいと言ったり、健康な命を投げ出す人を見るとその命を今苦しんでる人と交換してあげてと思うようになりました。これ程健康な人間を羨まんだことはありませんでした。がんになった以上、これからの未来がどうなるか分かりませんが、それでも私はまだまだ必死にもがいて生きたいです。いつか結婚して、自分の子供を産んで、自分の家庭を持ちたいです。その夢が1番叶うかが分からないところですけど笑 でもそれくらいの夢を持つくらいならいいよね。

今色々思うと、この年齢でもしがんが最悪なところまで進んでて、余命も宣告されてしまってたら最期は実家か緩和病棟で看取られることになるだろうと思うけどそう思うと考えるだけでも悲しくて仕方ないし術前とかはそれを考えてしまって毎日泣いてた。もちろんそれが家族の誰かでも辛い。やっぱりがんて病気はどの病気よりも憎くて仕方ない。こんな憎いやつに人生をめちゃくちゃにされたくないですね。


明日はいよいよMSI検査の結果が出て、正式な治療方針が決まりそうですが、どっちにしても絶対再発はしたくないしこれっきりにしたいです。