アラサー女ががんになった

独身アラサー女が2022年1月 S状結腸がんであることが判明。がんになってからの記録を更新していきます。

抗がん剤のこと

ステージ2だと術後の補助治療として抗がん剤やることはハイリスク群か主治医の方針でやることになるけど推奨はされてないしガイドラインにもステージ2の術後補助治療は確立されてないようです。調べるとステージ2のハイリスク群となるのが、

・浸潤度がT4

・腸閉塞または穿孔があった

・組織型が低分化

・リンパ管に侵襲

・リンパ節切除が12個未満

など……… ある記事では術前CEAが高値もハイリスクらしいけどあまり重要視されてないっぽい。リンパ管とかリンパ節切除数はどれくらいあったかは言われてないけど聞いた方いいな。多分リンパ節はD3郭靖するはずだからかなり取ってくれたと思うけど…… リンパ節の個数って人によって違うのかな。ただ、わたしはCEAは基準値の4倍だったから一応ハイリスクになるのかな。それだったらまあ抗がん剤やることに納得はいくし、万が一再発した時にやっておけば良かったって後悔するよりかはね。 本当に再発が怖いです。

最近の抗がん剤は副作用があまり強くならないようにできてるらしいからね。でも場合によっては副作用が強い薬使わないといけないこともあるからね。

副作用で何が嫌って脱毛なんですよね。女性だったら本当に脱毛はショックで仕方ないですよ。ウィッグとかで対応はできても自分の毛が薬によって抜けてしまうって本当に辛い。抗がん剤=脱毛のイメージは未だに抜けない。ただ、大腸がんで使う術後の抗がん剤は脱毛はあまりないみたいですね。私も抗がん剤やるとなるとゼローダという抗がん剤を飲むことになるんですがゼローダは脱毛はないみたいです。色素沈着とか末梢神経障害が出てしまうみたいです。あと月経も止まって、不妊になる可能性もあるとのこと。これはゼローダに限らず抗がん剤全てに言えるみたいです。私は今のところ結婚の予定も子供を産む予定もないですが、いずれは自分の子供を産みたいので抗がん剤やるとなると事前に卵子凍結をする必要があります。こちらは保険適用外になるっぽい。

また抗がん剤をやるとなってもステージ2の場合は再発率を2~3%下げれるとの事だったので100人中2~3人は再発を防げるということ。これをどう捉えるかですよね。たった2.3人ならと考えるか、2.3人でも防げるならと考えるか。私の場合は20代で、しかも大腸がんというのが稀の中の稀だったので今は後者だと考えます。抗がん剤やったから必ず再発しないとは限らないのががんなんですよね。またステージ2でも抗がん剤やらなくても再発しなかった人はいるんですよね。ステージ2の術後補助治療の扱いの仕方は今後の課題になりそうですね。まあ私は抗がん剤やるとしてもこれっきりにしたい…… 

それと色々な記事とかを読んできたけど今のがんの治療は手術、化学療法、放射線療法が三大治療と呼ばれてますが、たまに食事とかの代替療法とかでやってる人いますよね。代替療法とかで簡単に消えればそのやり方を教えて欲しいですよね。代替療法もこれやったらがんが消えた!っていうのをよく見ますが、そのやり方をやっても治らなかった人もいるみたいだから代替療法って抗がん剤みたいな副作用ないけど効果は抗がん剤よりも限られてそうですよね。抗がん剤かわりのいい代替療法もこれから確立したもの何かしら出るといいなあ。あと最近では免疫療法といって免疫細胞を増やすワクチンとかもあるみたいですね。ああいうのも標準治療の一環のひとつになって欲しい。

とはいえ抗がん剤だけで再発防止した!もう完治!ってのもいかないからやはり生活習慣も大事ですね。まあわたしは元々がんになりやすい体質だったら元もこうもない気がするけど…… 


明日から私は社会復帰しますが来週の木曜日はまた通院で休むので火曜日仕事終わったらまた実家帰ろうかと。やっぱ今月いっぱい休職にすればよかったよ………

周りのがんサバイバー

がんですと一部の人にカミングアウトしてから意外と周りでがんだったという人が結構いました。

まず、祖母は乳がんだったんですが、これは前々から知ってて私もそろそろ乳がん受けないとなあとは考えてましたがその矢先に自分が大腸がんになってしまいました。来月にでも検診に行く予定です。祖母の場合は、左胸を全摘してます。発見された時は腫瘍自体小さかったみたいですが、祖父と父が全部とってほしいということになって全摘したそうです。それから薬を定期的に飲んでたということです。多分抗がん剤かな?その後、がんではないですが、子宮筋腫になって子宮も全摘、甲状腺の病気にもなって手術したり、10年前くらいには早期の胃がん内視鏡で切除してます。こんなこともありましたが再発なく、今も元気です。また、祖母の兄弟は全員がんになっていたという。大腸がんを患った人もいたけどポリープだったから早期?で治療完了してるみたい。

また、近所に住んでた人で大腸がんを患った人がいました。その人は直腸で地元のちょっと大きい病院だと手術できないと言われてたんですが、仙台の病院に転院したところ手術で切除したらしい。人工肛門にもならず、抗がん剤もしてないみたいで再発もしなかったそうです。その何年か後に喉頭がん、脳梗塞になったけど今も元気みたいです。

他にも、今は辞めたんですが、前に今の会社に勤めてた人も大腸がんだったのですがその人も手術で根治したということでした。

意外と周りでがんになった人はいたのでがんになること自体が珍しいことなんじゃないと思いました。まあ若い世代でがんになるのは珍しいけど歳を取ればいつかなるだろうみたいに感じ取るんだろうな。

ちなみに祖父はがんではないですが、軽い脳梗塞になってしまいましたが、元気です。母と父は病気を患ってなく元気です。祖母も祖父も色んな病気になっても毎日元気に生きてるのでその活力の遺伝は私にも引き継がれてて欲しいです。祖父と祖母を見習って私も再発なく完治したいです。

がんは人それぞれ

最終的な結果としてはステージ2aと診断されましたので通常であれば抗がん剤なしの術後経過観察になりますが、私はがんになった年齢も若いのもありMSI検査を経て今後の治療方針が決まります。

大腸がんは比較的に治しやすいがんでもあり、ステージ2とステージ3の5年生存率は比較的に高いです。また再発率もステージ3でも30%です。決して高いわけではないですが油断できない数値です。100人いれば30人が再発するという感じですので絶対再発する!というふうには考えなくてもいいかと。ただ、 再発するかもしれないという考えで過ごさなくてはいけないです。ステージ2でも再発率は低いものの、再発する人はいるので本当に油断出来ないです。 またがんはがんでも性質だったり浸潤度があります。ステージ2のハイリスク群には術前に腸閉塞を起こした人、すでに大腸に穴があいてる人、浸潤が腸壁を超えてるなどがあります。この人たちが必ず再発するというエビデンスはないですし、ハイリスク群じゃなくても再発する人はいます。結局はその人のがんの性質だったり遺伝子が予後を決めてる気がします。これもネットの情報なので真偽は分かりませんが、リンチ症候群だった場合は大腸がんの予後はいいらしいです。(他の臓器でがんになるリスクはありますが)ただ、リンパ症候群となると抗がん剤が効くもの、効かないものが出るらしいです。ステージ4となるとリンチ症候群かどうかで使う薬がかわるみたいですが、術後補助治療としてリンチ症候群の人に効く薬を使ってるのは調べてもあまり見られないです。MSI検査が陽性だと80~90%?がリンチ症候群らしいですが、今度はそうなるとBRAF検査?というものを経てリンチ症候群が確定するかが決まるみたいです。このBRAF遺伝子も陽性だと予後が良くないとネットで見ましたが、BRAF遺伝子検査もステージ4で検査することが多いから私の段階でここまで検査を病院でやってくれるかは謎です。

ステージは低いものの、やはり再発は怖いですし、もしリンチ症候群となれば他の臓器でがんになるリスクがあるということでたとえ5年間の経過観察で再発がなくても今後は1年に1回に定期的ながん検診をしなきゃあとは思ってます。まずは再発率が高い術後3年間を乗り越えなきゃです。その前に抗がん剤をやることになれば抗がん剤を乗り越えなきゃですが…… 

何がともあれがんになったのは生活習慣とかに問題があったのもあるだろうから再発しないためには生活習慣を少しでも変えて健康体にならないとね。

あともう年明けて1ヶ月以上経ったけど今年の目標は自分の体を大切にして、無理をしないことにします。あとストレスは溜めないようにね。ストレスは病気に良くないからね。


金曜日から仕事復帰だから明日明後日もう少し実家でゆっくりします。

がんになって思ったこと

大腸がんになって生存率とか再発のことはもちろんですが、闘病ブログも読んでしまいますよね。ブログ読んでると手術して経過観察の人もいれば、今まさに抗がん剤やりながら必死に生きてる人もいるし、大腸がんでもみんながみんな、同じ状況ではないんですよね。ステージ1でもいきなりステージ4で再発した人、ステージ2で経過観察の人、ステージ3で補助治療しても数年後には完治不能になる人等、様々な方がいました。だから自分がこの人とこういう状況だから再発してしまいそうとか治りそうっていうのは絶対ないんです。がんはがんでも人によってがん細胞の質?が違うからステージ2だから再発しないって甘い考えはしちゃダメなんです。むしろ手術で取りきったとしてもがんになったらいつ再発してしまうか恐れてしまうんです。これについては数年はつきものになるので仕方ないことだなと思います。

また闘病ブログを読んだからといって勇気を貰うというのも必ずしもイコールじゃないと思います。もちろん闘病してる方々のブログを見て一日でも生きて欲しいっていうのは読みながら感じました。ただ、そう思う一方でマイナスな考えを持ってしまう場合もあります。それが私なんですけどね。だから下手に読み漁らないことがいいんですが気になるととことん突き止めてしまう癖があって……… ここはいいところでもありますが悪いところでもあるので適材適所していかなきゃなと思ってます。がんになっても必要な情報だけ持って余計な情報は頭に入れず、主治医を信じるのが1番だと思います。

それと私はわりと引っ込み思案で思ったことがあってもなかなか口にすることが出来ないことがあります。仕事でも日常でもあるんですが。最近は仕事ではどんどん口に出すようにしてますが、日常ではなかなか。特に家族に負担がかかる部分で言えなかったりしますが、時には人に甘えることも大事だなと思いました。それとがんになったから自分の体は自分で知らないといけないので先生にも色々聞くようにしなきゃなと思ってます。モヤモヤを残したまま過ごしたくないし、それでもちゃんとした解答を貰えなかったらそれまでだなと思ってセカオピも視野に入れなきゃなあって感じです。何が言いたいかと言うと、変にいい子ちゃんはやめようと思いました。


それとこれは結構大事な部分だと思うんですが、病院選びは1番大事です。今回近所のクリニックでがんが見つかって、今通ってるK病院か歩いて行けるS病院の2つどちらかに紹介状を出すとなりました。私的には交通の便も考えてS病院が良かったのですが、すぐに診て貰えるのはK病院と言われ悩みに悩みました。何に悩んだかと言うとK病院までの交通手段です。電車で2回乗り継いだ後にバスで行くので非常にめんどくさいと思ってしまうくらいでしたが、父がタクシー代はだす!と言ってくれたおかげでK病院を選択しました。当時は病院の手術の実績とか全く調べておらず、とりあえず早く診てもらって手術してもらうということしか考えていませんでした。結果的にK病院は予約しなくても紹介状を持っていけばすぐに診てもらうことが出来ました。今回はがんということもあり初回で心電図、レントゲン、CT、エコーなどの検査を1日かけてやってくれました。内視鏡とかは別日でしたが、あまり日にちを空けずに検査を入れてくれました。結果、初診から1週間で術前検査を終え、入院と手術日も1週間で決まりました。元々は2月予定でしたがこちらは早めてもらいました。結果的にがんと正式に診断されて1ヶ月しないで手術までしてくれました。本当に迅速な対応で助かりました。また、術前検査も内科から外科へ引き継がれたかと思いますが、術前の説明を外科(今の主治医)の先生にしてもらいましたが、内科の先生と認識にずれがないように感じたので内科と外科の間の連携が取れてるようでした。あとどちらの先生も正確に分かることはきちんと話してくれて、手術してみないと分からないところは曖昧にせず、手術してみないと分からないですって言ってくれたのがよかったです。特にリンパ節はCTでは転移してなくても手術してみないと分からない部分ですが、CTでリンパ節に転移は見られないからステージ2だね、でも手術したら転移があったからステージ3だよっていう結果はすごくショックだと思うんです。2と3で抗がん剤やるやらないもあるし再発率も倍になりますからね…… ブログとか読んでるとそういう診断された方結構いたみたいだったので。 私はリンパ節に腫れがあるから転移の可能性もあるし炎症で腫れてる可能性もあるけど開けてみないと分からないって感じでリンパ節は50:50みたいな感じでした。結果炎症での腫れだったのでステージ2になりました。これは病院というか先生によりますが、下手に曖昧なことを言わずに検査しないと分からないことはきちんとそのように伝えてくれたのが私的にはすごく良かったなと思いました。

以上のことを踏まえると、今通ってる病院を選んで間違ってなかったとおもいます。後で色々調べたらがんの手術も積極的で、循環器系はかなり実績のある病院でした。まあ支払いや病棟のことは色々思うことありましたが、医師の腕は確かです。だからこそ今後お世話になる病院でもあるので上手く付き合っていきたいです。

あと、がんになったのが家族の誰かじゃなくて良かったと感じました。もちろん自分がなって良かったなんて思いませんが、それよりも家族の誰かがなってしまったらすごく悲しくて顔を見る度に泣いてしまうくらいかと思います。まだまだ父と母には生きて欲しいし祖父と祖母も随分歳をとったけど元気でいてほしいし、兄と姉はもう結婚して、姉に関しては家庭も持ってるので大事にして欲しいです。母と父は毎年検診に言ってますが、兄と姉は行ってないみたいなので口酸っぱく検診に行くように勧めました。私からしてみれば今すぐ行って欲しいくらいです笑

がんになって良かったことなんて1個もないけど、がんになって改めて家族の誰か大切さ、自分のことをもっと大事にしよう等のことを知れたのは良かったです。変に我慢なんかしないようにいきたいです。

大腸がんについて

がんになると生存率とか再発率とか色々調べたりしますよね。私も大腸がんになって生存率はもちろんがんの性質、大腸について調べたりました。

まず、私は大腸の中でもS状結腸というところにがんがあったのでS状結腸がんと診断されました。大腸の中でも、虫垂、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸に分けられます。肛門から1番近いのが直腸、その次がS状結腸→下行→横行→上行→盲腸→虫垂の順になります。1番多いのが直腸がん、その次がS状結腸がんです。こちらの2つは自覚症状がわかりやすいです。主な症状としては血便・下血、残便感、便が細い等便の異変で気づくことが多いです。ただ、気づいた頃には進行がんということが多いです… それに対して上行結腸や横行結腸は自覚症状が表れにくいです。主にしこりと腹痛で気づくけど腹痛はS状結腸とかでもあるからなあ。だから上行結腸とかは気づいたらかなり進んでるということも多かったりします。

あと大腸がんなると誰もが気になるのが人工肛門になるかというところです。肛門に近い直腸とかにがんができると人工肛門になることもありますが、S状結腸とかでも術後に縫合不全とかの合併症になると一時的に人工肛門になったりすることもあります。私は術後に縫合不全とかもなかったので人工肛門は今のところ回避してます。あと大腸の長さは2メートルとかあるらしいから20センチくらい切っても大して支障はないような。あとは直腸にがんが出来ない限りは大丈夫かなと思いたい……

大腸がんは他のがんに比べて切除しやすく、年々5年生存率も上がってきてるみたいですが、やはりステージ4になると20%きってしまう。ただ、よく勘違いされるのが生存率≠無再発ということ。ステージ2やステージ3で再発してしまっても5年は生きてるっていう人も含まれてる。個人的には生存率とは別で5年間無再発率というのも知りたい。ステージ1はかなり低く、ステージ2は13%でステージ3は30%。決して油断出来ない割合。100人中13人が再発って多くはないけどリスクはあるって感じがします。やはり早期発見は大事だなと改めて実感しました。抗がん剤やっても高い割合で再発防止できるってわけじゃなく、ステージ3だと20~40%再発防止になるとか。抗がん剤やっても再発してしまう人もいるから本当にがんは厄介です。まずこの体からがん細胞というものを作らないようにしてほしいですけどそれはどう足掻いても無理なんですよね。進撃の巨人みたいにユミルの民は巨人化しやすくそれ以外はそうでも無いってなればいいのに(´・ω・`)

がんになって大腸とか消化器系に少し詳しくなったし今更ながら生物はもっと勉強したかったなあと思いました。にしても医者や看護師は本当に凄いですね。尊敬する。

手術後の生活習慣とか

手術して10日たちました。傷の痛みはまだありますが、痛み止めを上手く飲んでコントロール出来てます。術後の食生活もいきなり、脂っこいものとか消化に悪いものを食べず、柔らかい食べ物だったり消化にいいものを食べるようにしてます。夜ご飯は煮物と煮魚がメインですがしっかり食べてます。あと、ほうれん草が嫌いだったけど鉄分?がしっかり取れるのでまず味噌汁に入れて食べました。おひたしとかはまだハードルが高いから汁物にいれてからじゃないと…… あと芋や人参を柔らかく煮込んで食べてます。空腹はたまにあってシフォンケーキ食べたりプリン食べたりしてお腹満たしてる。クレープ食べたいけどお腹が重くなりそう……… 食べたいものがあっても腸の負担のことを考えて食べないようにしてますが、徐々に戻せるようにしたいです。


それと退院もしたので婦人科系のがん検診を受けたいなあって思ってます。乳がんと子宮がんセットでやってても卵巣がんまでやってるところはそんなにない感じがする。子宮頸がんは半年前くらいにやって陰性だったのであと2年後でいいって言われたくらいだから大丈夫なんだろうけど個人的に卵巣がん乳がんの方が心配。 子宮頸がんは受けたけど乳がんとセットで受けた方が楽だからまた受けます。今月か来月中には受けたいなあ。あと、抗がん剤やるってなったら卵子凍結もあるんだよな。保険適用外だし調べたらまあお金かかるからやるかどうかは相談しないと。

大腸の内視鏡か定期検診でやるからいいかなと思いつつ、個人的には半年に1回はやりたいし胃カメラもセットでやりたい所存……… 8月は造影CTだけで血液検査もやるのかな? 肺と肝臓はがんの転移で見つかりやすいから新たに別では受けなくていいかな。膵臓とか胆のうも造影CTでみつかったりするのかな? もうがんになりたくないからちゃんと検査はしたいです。

若いみんなは自分の体をもっと大事にしようね!

改めてになりますが、この度私はまだ30歳にもなっていないのに関わらず大腸がんを患ってしまいました。


--------ちょっと長い前置き----------

元々お腹が弱くてよくお腹壊したり胃腸炎とか食中毒とかになってたけど毎日快便の時もあったしこういう体質だと信じてきましたが、昨年より便の異常に軽く悩まされ何かあると怖いと思って近所の消化器科で見てもらったところ大腸がんであることが判明したのです。しかも私の場合は早期がんではなく進行がんで遠隔転移を及ぼす可能性があるところまで進行していたということです。便異常以外は普通に生活してても問題がなかったのですが、すでに自覚症状に気づいてからが進行していたとは思いもしませんでした。がんと宣告されて1ヶ月もしないうちに迅速に体の色んなところを検査し、幸いなことに他臓器への遠隔転移は現時点ではなく手術できる状態でしたが、若いために進行してしまうのが怖かったため、わがまま言ってがんの宣告を受けて1ヶ月も経たないうちに手術をして頂きました。手術も腫瘍のある場所だけでなく、周辺のリンパ節も多めに切除ということで予定通り目に見えるがんは全て切除頂きました。早くに手術をして頂いたK病院の先生方には感謝しきれません。ただ、進行がんであるため現時点で遠隔転移がなくとも数年後、もしくは数ヶ月後に転移してしまうことが今1番恐れています。手術ではもちろん目に見えるものは全て切除して頂きましたが、目に見えない微少のがん細胞がもしかしたらどこかにいるかもしれません。手術して切除したから終わりではなく、切除してからががんとの戦いの始まりになると思います。幸い病理検査の結果、進行がんの中でもがん細胞が局所にとどまっていたためリンパ節や他臓器に転移はありませんでしたのでステージ2aという診断を頂きました。ただ、遺伝子に関する検査も行ってるのでもしかしたら抗がん剤やる可能性もある感じです。


--------ここからが本題----------

今1番後悔してることはもう少し自分の体に気をつかってあげられなかったことです。自治体でやってるがん検診は特定の年齢からじゃないと受けれないため私たち若い世代は気軽に受けることができず、大きいな病院や検診センター、またはかかりつけ医に相談する等で検診するしか方法がありません。若い世代でがんとわかった場合はだいたい進行した状態で発見されることがほとんどです。よく若い世代は進行が早いと言いますが、進行した状態で発見されることが多いからそのように言われるのではないかと思ってます。

まだ体が元気な皆さん、是非がん検診には積極的に行ってください。仕事、趣味で病院に行ってる暇がないのは分かります。ですが、がんを患った後では必ず後悔してしまいます。若い世代のがんはごく稀と言われてますがもしかしたら私のようにそのごく稀の中に入ってしまうかもしれません。女性だと乳がん、子宮がん、卵巣がん等婦人科系のがんを若い頃から患ってしまう方もいます。自治体にもよりますが乳がんや子宮がんは20.30代から気軽に受けれるようになっていますので是非積極的に受けて頂きたいです。また、腹痛に悩まされてる方については最近、腹痛がきつくなってきた、便秘と下痢が酷いなど少しでもいつもと違うなと感じた場合、消化器科や胃腸科に罹ってください。そこでもし胃カメラ大腸内視鏡をやることになった際はやってください。胃カメラは比較的に苦痛がなく、胃カメラ前日まで食事可能で当日朝から絶食で行います。鎮静剤使えば眠ってる間に終わりますので鎮静剤を使うことをおすすめします(ただし、運転が出来なくなるのでご注意) 

それに対して大腸内視鏡は腸の中身を空っぽにする必要があるため前日から食事が制限され、当日は2リットルの下剤を定期的に飲んでから検査になります。こちらも鎮静剤を使って受けることは出来ますが胃カメラみたいにすぐ眠るような感じではないです。(薬の効き方は1人による?) それと目が覚めてるうちはお腹に違和感があり時々痛みも感じてしまいますが、内視鏡でポリープが見つかればその場で切除して貰えます。胃と大腸は40代以上から自治体のがん検診を受けれますが、20~30代は検診センターや大きい病院等でしか受けれません。お腹に不安を感じてる方いましたら是非検診センターに足を運んでください。


今は健康で大丈夫だと思ってもそれがある日突然そうでなくなってしまう日が来てしまいます。見つかった時には手遅れで手術も出来ず延命するための治療になってしまうかもしれません。これからもオタ活をしたい、結婚して子供を産みたい、楽しいことをいっぱいしたいと思うのであればどうか1度自分の体とも一旦向き合って検査に是非足を運んでください。